JIM Report
みんなで支える小児医療―プライマリ・ケア医のための小児T&Aコース
茂木 恒俊
1
1飯塚病院総合診療科
pp.394-396
発行日 2011年5月15日
Published Date 2011/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102183
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◆2008年に飯塚病院にて家庭医と小児科医,そして研修医とともに「救急外来で子どもを診る時に必要なスキル」について企画・設計された小児救急初療Triagel&Action(T&A)コース(以下,小児T&Aコース)は,翌年4月に飯塚病院ではじめてコースとしての一歩を踏み出した.現在までに東京・埼玉・大阪・京都・福岡・沖縄といった各地でコースを行い,2010年11月7日に大阪で行われた日本プライマリ・ケア連合学会主催の第1回秋季生涯教育セミナーで第15回のコースを迎えた.大阪で行われたコースは6時間にもおよぶ長丁場にもかかわらず,募集が始まって2日間で締切となった.そのコースに対する関心の度合いと期待の強さにわれわれも思わず力が入った.本稿では,小児T&Aコースの概略をご紹介したい.
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