JIM Report
医師と携帯端末―診療・教育に生かす携帯端末
杉本 俊郎
1,2
1滋賀医科大学内科学講座糖尿病・腎臓・神経内科
2総合内科学講座(地域支援)
pp.306-309
発行日 2011年4月15日
Published Date 2011/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102154
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2009年から2010年にわが国で流行したものの一つにスマートフォンがある.私が産業医として勤務しているIT関連の工場も,2008年のリーマンショックの時には火が消えたような状態であったものが,スマートフォンの部品作りのため忙しくなりつつある(2010年度は,前年度と比較して業績3倍増であった).そこで,私も年々頭がスマートでなくなってきたので,携帯電話ぐらいスマートにしようと思い,2010年末に,スマートフォン―私は,某以前公社であった巨大企業の携帯電話会社として契約しているので,深く考えず,韓国製のAndroid端末を購入した.購入する前は,無線LANと3Gの違いなど何も知らなかった40半ばのおっさんが,2カ月間使用して,スマートフォン,携帯端末は,わが国においても,今後われわれ臨床の現場(診療や医学教育)に大きなインパクトを与えるであろうと確信した.そこで,本稿では,その確信に至った根拠をお示ししたい.
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