JIM Report
専門職連携・協働基礎講座に参加して
伊左次 悟
1
1白川村国保平瀬診療所
pp.134-135
発行日 2011年2月15日
Published Date 2011/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102107
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筆者が研修に行ったある診療所にて,若手理学療法士2人が医学,看護,リハビリ,介護福祉の学生を一堂に集めて行うグループワークを行っているのを目撃した.それがIPE(Inter Professional Education)という試み1)であることもその時初めて知った.私もコメンテータとしてその場に参加させていただいたが,その経験は深く印象に残った.以来,IPEおよびIPW(Inter Professional Work)に関心を持ち文献2)も調べ,自分でも対外的なネットワーク作りを目的に応用した勉強会を主催もした.そんな折に日本でIPEのメッカである埼玉県立大学で専門職連携・協働基礎講座が開かれることを知り,早速参加を申し込んだ.
講座は埼玉県内のIPE演習3)受け入れ施設を対象としていたようだが,知らずに申し込んだ県外からの私の参加も許容された.ちなみに医師としても初の参加であったようだ.ドラマに出てくるようなきれいな大学の校舎の一室を会場に,6~7人の小グループ5つでのワークショップ形式で1日をフルに使って行われた(表1).自分のグループは私のほかに看護師3名,施設相談員1名,作業療法士1名の構成で,席に着くなり自然に自己紹介も始まる明るい雰囲気でスタートした.
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