特集 疲れとだるさ
【スペシャル・アーティクル】
小児の慢性疲労
三池 輝久
1
1兵庫県立総合リハビリテーションセンター中央病院 子どもの睡眠と発達医療センター
キーワード:
小児慢性疲労症候群
,
生体リズム障害
,
睡眠不足症候群
,
過眠型睡眠障害
,
不登校
Keyword:
小児慢性疲労症候群
,
生体リズム障害
,
睡眠不足症候群
,
過眠型睡眠障害
,
不登校
pp.866-870
発行日 2010年11月15日
Published Date 2010/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102036
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Case
患者:14歳,女子中学生.
家族歴:とくになし.
現病歴:4月,部活で小さなことから友人関係に緊張が始まり,次第に夜の寝つきが悪くなっていった.かなり悩んでいたがトラブルは1カ月ほどで解決することができた.ところが,入眠時間は0時を超えるようになり,2時過ぎまで寝つきが得られないため睡眠不足状態を続けながら朝は6時過ぎに起きて,部活の朝練に参加し授業も受けていた.6月に入りテストのために徹夜で勉強した日,帰宅と同時に眠ってしまったところ,翌日から朝起きが全くできなくなり睡眠時間も10時間を超えてしまい,起床が昼ころになって登校できなくなった.メラトニン,カタプレス,抗ヒスタミン薬などを使用し早寝早起き型生活に戻し元気になった.
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