特集 ホスピタリストと病院総合医
【資料】
病院総合医後期研修プログラム(2009.10.25案)
小泉 俊三
pp.682-685
発行日 2010年9月15日
Published Date 2010/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101993
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前文 一定の規模を持つ病院では,専門医による診療が中心になっていますが,往々にして診断の困難な患者さん,患者さんにとって身近な問題,心理社会的な問題への対応が不十分になりがちです.そのため,総合外来や総合診療科(部)を開設して診療科間の連携を良くし,患者さんの多様なニーズに応えるだけでなく,患者安全,院内感染対策,地域医療連携などにおける役割を期待する病院が増えています.また,このような病院は研修病院として医師の養成にも大きな役割を果たしていますが,総合診療医が研修医指導の任に当たっていることが多く,その存在はますます注目されています.
病院総合医後期研修プログラムは,このような現状を踏まえてワーキンググループが結成され,メンバーによる長期間のディスカッションを経て策定されました.このプログラムにより,病院総合医が病院においてどのような機能を期待されているのか分かるでしょう.また,各病院において総合診療科(部)を設置し,総合診療医を配置することの意義について理解が深まることも期待されます.
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