特集 診療を変える新しい薬2010
【新しい作用機序の新しい薬】
ゾレアⓇ―ヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体製剤による喘息治療
秋山 一男
1
1国立病院機構相模原病院
キーワード:
IgE
,
ヒト化抗ヒトIgE抗体
,
アトピー型喘息
,
治療ステップ4
,
最重症持続型
Keyword:
IgE
,
ヒト化抗ヒトIgE抗体
,
アトピー型喘息
,
治療ステップ4
,
最重症持続型
pp.274-276
発行日 2010年4月15日
Published Date 2010/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101894
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ゾレアⓇは,2009年に発売された重症アトピー型気管支喘息に対する薬で,アレルギー反応に関わる血中免疫グロブリンE(IgE)抗体と結合して,IgE抗体とマスト細胞との結合を阻止し,マスト細胞からの化学伝達物質やサイトカイン産生・分泌を抑制することでその後のアレルギー反応,アレルギー性炎症の進行を抑えることにより,喘息発作を予防する薬です.
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