特集 家庭医のためのメンズ・ヘルス読本
【メンズ・ヘルスのトピックス】
停留精巣と小児包茎をどう扱うか?
小林 弘幸
1
,
草深 純一
1
,
山高 篤行
1
1順天堂大学小児外科・小児泌尿生殖器外科
pp.150-151
発行日 2008年2月15日
Published Date 2008/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101349
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停留精巣(undescended testis)
概念
停留精巣の頻度は出生体重と相関があり,出生時体重900g以下では100%,1,800g以下では65%,成熟児では2.7~3.4%に認められる1).生後精巣の自然下降は起こりうるが,その時期は9カ月までといわれている.
診断
触診にて精巣の大きさ,位置,左右差を調べる.移動性精巣との鑑別のため,入浴時や睡眠時に精巣が陰囊底まで下がっていないか両親に調べてもらうのもよい.また,位置確認として超音波検査やMRI,腹腔鏡による検査が有用である.
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