Japanese
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手術手技 腹腔鏡手術・6
停留精巣
Laparoscopy for Nonpalpable Testis
福崎 篤
1
Atsushi Fukuzaki
1
1東北大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Tohoku University School of Medicine
キーワード:
腹腔鏡手術
,
停留精巣
,
内視鏡
Keyword:
腹腔鏡手術
,
停留精巣
,
内視鏡
pp.469-474
発行日 1992年6月20日
Published Date 1992/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900605
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腹腔鏡は婦人科や外科領域における診断,治療に不可欠な手技となりつつある.泌尿器科領域での腹腔鏡の応用はいまだ確立されているとはいい難いが,その手技に習熟することは日頃,内視鏡の扱いに慣れている泌尿器科医にとって比較的容易なことと思われ,今後の発展が大いに期待される分野と考えられる.なかでも,触診や超音波検査で所在の明らかでない,いわゆるnonpalpabletestisについては,腹腔鏡で正確な部位診断が可能であり,その後の治療方針の選択に極めて有用な情報を得ることができる1〜3).腹腔鏡を用いた内視鏡手術には器具類や技術的な問題から躊躇している泌尿器科医も少なくないものと予想されるが,停留精巣の腹腔鏡検査は,とりあえず大がかりな器具類がなくても施行が可能であり,開腹による精巣の検索が見込まれる症例には是非とも行うべき検査であろう.ここでは手技や観察の要点について概説する.
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