特集 疾患・治療概念の最近の変化
―付録―疾患名・疾患概念キャッチアップ
pp.694-695
発行日 2007年8月15日
Published Date 2007/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101201
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◆ここ数年で変わった疾患名,新たに登場した疾患・概念の一部をご紹介します.
■(精神)分裂病→統合失調症
医学用語として「スキゾフレニア」と提案されたものが日本においては1937年神経精神病学用語統一委員会によって,「(精神)分裂病」と定められた.2002年より変更された「統合失調症」は原語のschizophreniaを穏やかに翻訳し直したもの.
■痴呆→認知症
「痴呆」という言葉が差別的という意見を踏まえ,厚生労働省老健局は2004年12月24日同日付で行政用語を変更した.関連する法律上の条文は,2005年の通常国会で介護保険法の改正により行われた.
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