プライマリ・ケアのリスクマネジメント2
リンパ節生検後のトラブル
長野 展久
1
Nobuhisa Nagano
1
1東京海上メディカルサービス株式会社/東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科司法医学
pp.878-881
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101043
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リンパ節腫大は,日常臨床でも比較的よく遭遇する身体所見です.患者から頸部や鼠径部が腫れて「ぐりぐりする」という訴えがみられた場合,まずは感染症か,腫瘍性病変か,それとも免疫異常症かどうかなどを念頭に置きながら,精査を進めていくことになると思います.
今回は,リンパ節生検後に発生した合併症が問題となって,医事紛争へと発展した症例を呈示し,侵襲的な医療行為のインフォームド・コンセントについて検討してみることにします.
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