JIM Lecture・1
眠くならないジャーナルクラブ―収縮期高血圧患者を例に
名郷 直樹
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1(社)地域医療振興協会横須賀市立うわまち病院臨床研修センター
pp.344-349
発行日 2004年4月1日
Published Date 2004/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100794
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当院で行っている研修医対象の「眠くならないジャーナルクラブ」という試みを紹介します.
EBMには5つのステップ(表1)がありますが,EBMというのはただの道具であって,臨床上の個別の患者さんの問題を取り扱う1つの手法にすぎません.目の前の患者さんの問題を明らかにし,情報収集し,その情報についての批判的吟味をして,その情報を患者さんにフィードバックすることがEBMの目指すところです.つまり“個別の患者さんに始まり個別の患者さんに終わる”,この個別化こそがEBMである,ということを強調して,実際のジャーナルクラブの紹介に入りたいと思います.
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