一般用かぜ薬による間質性肺炎について

　本年（2003年）5月末，一般用かぜ薬による間質性肺炎に関する情報を厚生労働省（厚労省）が発信し，注意を喚起した（「医薬品・医療器具等安全性情報」には7月31日に掲載された）．副作用問題には腰の重い厚労省が，今回は珍しいと思っていたら，規制緩和への厚労省の抵抗の1つといった面もあったようだ．市販薬による稀な副作用ではあるが，乱用されがちなかぜ薬の危険性に対する警告ともなり，重要である．