特集 悪心・嘔吐へのアプローチ
悪心・嘔吐へのアプローチ―診断編
石松 伸一
1
1聖路加国際病院救急部
キーワード:
嘔吐中枢
,
全身状態
,
吐物の性状
,
GASTROENTERITIS
Keyword:
嘔吐中枢
,
全身状態
,
吐物の性状
,
GASTROENTERITIS
pp.498-500
発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100626
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悪心・嘔吐は,日常の診療において高い頻度で遭遇する主訴の1つである.とくに乳幼児では,嘔吐を主訴に受診する例は発熱に次いで多い.しかしながら,原因となる疾患は消化器疾患のみならず,中枢神経疾患,感覚器疾患,循環器疾患,泌尿生殖器疾患などの臓器疾患から,血液疾患,内分泌代謝疾患,環境因子や中毒,精神的因子など全身性疾患まで多種多様であり,鑑別すべき疾患をあげると枚挙にいとまがない.ここでは,的確な診断のための具体的なアプローチ方法と鑑別疾患について述べてみたい.
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