What's your diagnosis? 48
混ぜればわかる!
齋藤 彩
1
,
上田 剛士
1
,
小山 弘
1
,
川端 浩
2
1京都医療センター総合内科
2京都大学大学院医学研究科血液・腫瘍内科学
pp.953-955
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100466
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病歴
患者:2カ月前に初産を正常分娩で経験している生来健康な35歳の女性.
現病歴:4月上旬,右前腕屈側の紫斑と同部位の疼痛に気付いた.徐々に紫斑の増大を認めたため,当院救急外来を受診した.緊急で行った血算,凝固系検査ではAPTTのみの延長を認めたが,全身状態は安定していたため,翌日に総合内科外来を受診するよう説明を受け,帰宅した.上肢の紫斑は徐々に消退傾向にあったため,受診せずにしばらく自宅で様子をみていたが,4月末頃から左右大腿に体動時に疼痛を伴う巨大な紫斑が出現したため,5月上旬に総合内科外来を受診した.
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