特集 臨床検査の達人になる!
臨床検査の読み方・すすめ方
④検尿の活用の仕方
村田 智博
1
,
𡌛村 信介
1
1三重大学医学部附属病院 腎臓内科・血液浄化療法部
キーワード:
一般検尿
,
尿沈さ
,
尿潜血・尿蛋白陽性の時の検査方針
Keyword:
一般検尿
,
尿沈さ
,
尿潜血・尿蛋白陽性の時の検査方針
pp.806-809
発行日 2006年10月1日
Published Date 2006/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100429
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検尿は健康診断や初診時のスクリーニング,合併症としての腎障害が疑われる時(糖尿病,高血圧,高尿酸血症・痛風,関節リウマチなど),腎・尿路疾患を疑わせる症状がある時(腎疾患の疑い)などに行われる.内科領域の約50%,小児科領域の約40%で,検尿異常が糸球体腎炎の発見動機となっている.検尿陽性を放置するということは,進行性腎障害や尿路悪性腫瘍を放置している可能性がある.腎・尿路異常を低コストで確実に検出しうる検尿を利用することにより,早期に察知することが重要である.
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