調査報告
学校検尿の意義と問題点—大学入学前の学校検尿異常と入学後の検尿成績
高杉 昌幸
1
,
宇都宮 弘子
2
,
伊規須 英輝
2
,
藤野 武彦
2
,
武谷 溶
2
Masayuki TAKASUGI
1
,
Hiroko UTSUNOMIYA
2
,
Hideaki IGISU
2
,
Takehiko FUJINO
2
,
Yo TAKEYA
2
1産業医大第2内科
2九州大学健康科学センター
pp.891-895
発行日 1981年11月15日
Published Date 1981/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206428
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九州大学では昭和43年以来,学生の健康管理の一環として,入学者全員の腎疾患病歴調査と健診時に検尿をおこない,腎疾患の早期発見,健康管理に努力してきた1〜3).
この間,腎炎の予防,早期発見と慢性化防止を目的として昭和48年度から3歳児検診時の検尿が,昭和49年から小中高校の学校検尿が始められた.したがって今後大学に進学してくるものは,すでに尿検査による継続的な腎疾患のスクリーニングを受けてきていることになる.
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