今月の主題 腎臓病診療のエッセンス
腎臓病診療の基本
検尿のすすめ
野口 和之
1
,
鶴岡 秀一
2
,
山縣 邦弘
2
1筑波大学附属病院腎臓内科
2筑波大学大学院人間総合科学研究科臨床医学系腎臓内科
pp.1933-1935
発行日 2009年12月10日
Published Date 2009/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104217
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ポイント
●尿検査は簡便・安価・低侵襲であり,腎疾患を疑ったらまず施行すべき検査の1つである.
●検尿異常とその種類・尿蛋白排泄量とその経過から,腎臓病の原因を絞り込むことが可能である.
●蛋白尿は末期腎不全だけでなく,心血管合併症のリスクファクターである.
●血尿に赤血球円柱や変形赤血球を伴う場合は糸球体性血尿が疑われる.肉眼的血尿をみた際には泌尿器疾患の鑑別も必要となる.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.