総合外来
産婦人科・整形外科領域のプライマリ・ケア 初期研修をどういかしていくのか
鈴木 秀人
1
1御蔵島村国民健康保険直営御蔵島診療所
pp.582-586
発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100381
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平成16年度より卒後臨床研修が必修化された.スーパーローテートを基本としている施設も多く,研修科目の中には産婦人科,整形外科も含むカリキュラムで研修を行っている医師も多いかと思われる.しかし何を目標に研修を進めていくのか,また研修終了後のいかし方については各人・各病院によってまちまちであり,今後の課題と思われる.
筆者は平成11年に自治医科大学を卒業後,3年のスーパーローテート研修を経て卒後4年目より伊豆小笠原諸島の離島診療所で診療に従事している.ローテート期間としては,整形外科3カ月,産婦人科3カ月であった.離島診療所というある種特殊な環境の中ではあるが,プライマリ・ケア医として実際に経験した診療・症例を示し,ローテート研修後の実診療にどのように利用できるか,また研修中の留意点の1例を示す.
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