増刊号特集 泌尿器科 病棟管理マニュアル
Ⅱ.ベッドサイド検査の実際
尿路感染症の分子生物学的検査
高橋 康一
1
,
村谷 哲郎
1
,
松本 哲朗
1
Koichi Takahashi
1
,
Tetsuro Muratani
1
,
Tetsuro Matsumoto
1
1産業医科大学泌尿器科
pp.31-37
発行日 2002年3月30日
Published Date 2002/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904572
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1 はじめに
近年泌尿器科領域においても癌や遺伝性疾患の発症機構の解明や治療に分子生物学的アプローチが広くなされてきている。また泌尿器科疾患に限らず感染症に関する分子生物学的検査の導入も進んできた。しかし検査結果の適切な把握には,その原理に就いての理解も必要となる。本稿では感染症における一般的な分子生物学的検査の原理を概説し,尿路性器感染症での検査の実際について述べる。
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