今月の主題 尿路感染症の診断
総論
尿路感染症における診断・治療の標準化
松本 哲朗
1
Tetsuro MATSUMOTO
1
1産業医科大学泌尿器科
キーワード:
尿路感染症
,
尿検査
,
抗菌薬
Keyword:
尿路感染症
,
尿検査
,
抗菌薬
pp.137-141
発行日 2007年2月15日
Published Date 2007/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100418
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
尿路感染症の診断・治療においては,その標準化が必要である.尿路感染症の症状は,他の疾患と紛らわしいことも多いので,検尿を必ず行って,診断しなければならない.また,治療においては,抗菌薬の適正使用に心がけ,必要な薬剤を十分量,短期間投与し,不必要な投薬は行ってはならない.特に,耐性菌が分離されることの多い複雑性尿路感染症では,急性増悪時に限り抗菌薬の投与を行い,尿培養感受性検査成績を参考に,投与薬剤を選択しなければならない.〔臨床検査 51:137-141,2007〕
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.