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手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・9
—尿失禁の手術—TVT法
TVT (tension-free vaginal tape) Procedure
加藤 久美子
1
,
平田 朝彦
1
,
鈴木 弘一
1
,
佐井 紹徳
1
,
村瀬 達良
1
Kumiko Kato
1
1名古屋第一赤十字病院泌尿器科
キーワード:
腹圧性尿失禁
,
尿道スリング手術
,
TVT(tension-free vaqinal tape)法
Keyword:
腹圧性尿失禁
,
尿道スリング手術
,
TVT(tension-free vaqinal tape)法
pp.927-933
発行日 2001年9月20日
Published Date 2001/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904519
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尿道スリング手術は女性腹圧性尿失禁に対し良好な長期成績が期待できるが,過挙上すると尿閉が遷延する危険があり,尿道の支持をいかにtension-freeで行うかが重要である。TVT法はプロリーン®メッシュのテープを両端のニードルで腟壁側から腹壁側に通し,中部尿道をU字型に支持するもので,術中ストレステストで咳による尿漏出がほぼ止まるのを指標にテープ位置を調節する。膀胱穿通を避けるニードルの進め方,調節に際しテープのたるみ,引きつれの双方を排除する方法,テープの過挙上を引き起こさないテープカバーの除去法など,細かなポイントを述べる。
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