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手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・9
—尿失禁の手術—恥骨固定式尿道スリング手術
Surgery for Female Stress Urinary Incontinence:Suburethral Sling Procedure Using Bone Anchor System
嘉村 康邦
1
,
橋本 樹
1
,
山口 脩
1
Yasukuni Yoshimura
1
1福島県立医科大学医学部泌尿器科
キーワード:
尿道スリング手術
,
恥骨固定式
,
人工血管
Keyword:
尿道スリング手術
,
恥骨固定式
,
人工血管
pp.917-925
発行日 2001年9月20日
Published Date 2001/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904518
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近年さまざまな尿失禁防止術が乱立しているが,長期の良好な尿禁制効果と低侵襲性を併せ持つ,ゴールドスタンダードな方法論をいまだに模索中というのが現状であろう。本稿では我々の行っている牽引糸を恥骨に固定する,人工血管を用いた尿道スリング手術について概説する。術中の厳重な感染対策,膀胱頸部から中部尿道にかけての正確なスリング材のポジショニング,牽引糸の過剰張力の防止などが手術成功のポイントと考えられる。
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