病院めぐり
茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター泌尿器科
白岩 浩志
pp.85
発行日 1998年1月20日
Published Date 1998/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904457
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友部町は水戸の南西約15kmに位置し,常磐線と水戸線(友部—小山)が交差する交通の要の町として,また最近では水戸のベッドタウンとして発展した町である。ここはまた,当院のほかにも茨城県立友部病院(県の精神科の基幹病院),県立リハビリテーションセンター,福祉工場,県立中央看護専門学院,県立友部養護学校など県内の主だった機関が集まる医療と福祉の町でもある。
茨城県立中央病院は,昭和31年1月に結核療養所として内科・外科の茨城県立友部療養所の名称で開設された。昭和32年10月に茨城県立中央病院と改称し,その後徐々に診療科が増え,昭和36年10月に総合病院となった。施設の老朽化と医療技術の進歩に対応しきれない状態となったため,昭和63年6月,同じ敷地内に新築・移転した。平成2年9月には茨城県地域がんセンターの指定を受け,茨城県のがん診療の中核施設として現在まで機能している。平成5年4月に臨床研修指定病院となり,平成7年4月には新病棟として地域がんセンターを開設した。平成9年5月には国立がんセンターを中核とするがんネットに加入し,院内にがん診療施設情報ネットワークが整備され,現在,全国11か所のがんセンターをつないで週2回以上のがんや病理,化学療法などに関するハイビジョンでの多地点間TVカンファレンスを行っている
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