連載 地域精神保健の展開—精神保健センターの活動から・11
茨城県精神保健センター—茨城県での精神保健に関わる二つの動き
額賀 章好
1
1茨城県精神保健センター
pp.803-805
発行日 1994年11月15日
Published Date 1994/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901150
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精神保健センターは各都道府県にあるが,その職員数もフロアー面積も大小さまざまである.精神保健センターの職員数の全国平均は8人とのことであるから,極めて小規模のセンターが多いといえる.これまでこの誌上に紹介されたセンターは,いずれもその中では大きいほうに入る.茨城県のセンターは現在12名の職員で構成されているから平均以上のところにみえるが,実際はその中に精神科デイケアの職員が4名入っているので,精神保健センターとしては平均的なところといえる.
当センターは多くの精神保健センターがそうであるように,いわゆる6本柱と特定相談(酒害相談と思春期精神保健相談)とこころの電話相談を行っている.特定相談とこころの電話相談はその多くを嘱託しているが,これも職員の少ない精神保健センターの平均的姿であろう.
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