病院めぐり
名城病院泌尿器科
岡村 武彦
pp.84
発行日 1998年1月20日
Published Date 1998/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413904456
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尾張名古屋の名物といえば,金の鯱で有名な名古屋城である。その真正面に昭和37年11月6日,名城病院は地上7階,地下1階,病床数364床の近代的医療設備を整える病院として発足した。当時としては市役所,県庁,裁判所などの立ち並ぶ官庁街においてはひときわ目立っ建物であった。
当院はその前身として,昭和26年に国家公務員ならびにその家族の福祉に貢献するための名古屋共済診療所として発足した。その後の利用者の増加に伴って入院施設が必要となり,昭和27年にはその隣接地に病棟を建設し,大津橋病院となった。その後も患者が年々増加し,東海地方の国家公務員およびその家族約40万人を利用対象とするにはあまりにも設備が貧弱となったため,名古屋城にちなんで名城病院として現在の病院が開院した。
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