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English
特集 私の行っている縫合と吻合の手技・3
膀胱・尿道吻合
Vesicourethral anastomosis following retropubic radical prostatectomy
黒川 公平
1
,
鈴木 和浩
1
,
山中 英壽
1
Kohei Kurokawa
1
,
Kazuhiro Suzuki
1
,
Hidetoshi Yamanaka
1
1群馬大学医学部泌尿器科
キーワード:
前立腺全摘除術
,
膀胱・尿道吻合
,
失禁
Keyword:
前立腺全摘除術
,
膀胱・尿道吻合
,
失禁
pp.1119-1123
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903668
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前立腺全摘時の尿道吻合にまつわる一連の手技につき,尿失禁防止の観点からわれわれが特に注意を払っている点につき述べる。尿道切断では,尿道を周囲の尿道括約筋と一体の構造物として捉え鋭的に切断している。膀胱頸部の切断ではposterior peel法,頸部形成ではeverting sutureを行っている。膀胱・尿道吻合では,6時方向はデノビエ筋膜と膀胱頸部外膜を直接吻合し,5時,7時,11時および1時の4針を尿道括約筋および尿道粘膜を十分拾って粘膜どうしが密着するようにやや強めに結紮している。術後,塩酸クレンブテロールの一時的な内服とともに,相当量のリハビリテーションを行っていることを示し,これらも術後失禁改善に大いに役立っている可能性を示す。
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