Japanese
English
特集 私の行っている縫合と吻合の手技・2
新膀胱・尿道吻合
Ileal neobladder:urethral anastomosis
筧 善行
1
Yoshiyuki Kakehi
1
1香川医科大学泌尿器科
キーワード:
Hautmann型回腸新膀胱
,
尿道吻合
,
頸部形成
Keyword:
Hautmann型回腸新膀胱
,
尿道吻合
,
頸部形成
pp.1035-1038
発行日 2002年11月20日
Published Date 2002/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903655
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回腸新膀胱(特にHautmann法)における尿道吻合に関連する手術手技上の要点と思われる部分を中心に概説した。前立腺尖部・尿道の確保は前立腺全摘除術の際と同様に,できる限り尿道周囲の組織を愛護的に保存しながら進める。Hautmann型新膀胱では頸部の逆三角形型の形成と適度な腸管膜の緊張によるやや縦長のreservoirを作成するようにしている。6時方向の吻合がきっちりできていれば吻合はまず問題ないが,むしろ術後の尿道狭窄を招来しないように,尿道の愛護的切断,吻合部周囲に血腫やリンパ漏を形成させないこと,細めの吸収糸を用いること,尿道留置カテーテルは牽引しないこと,などに留意している。
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