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手術手技 目でみる泌尿器科手術のポイント・24
腹腔鏡下前立腺全摘除術
Laparoscopic radical prostatectomy
戸澤 啓一
1
,
河合 憲康
1
,
永田 大介
1
,
郡 健二郎
1
Keiichi Tozawa
1
,
Noriyasu Kawai
1
,
Daisuke Nagata
1
,
Kenjiro Kohri
1
1名古屋市立大学医学部泌尿器科
キーワード:
腹腔鏡下前立腺全摘除術
,
経腹膜的到達法
,
ラプラタイスーチャークリップ
Keyword:
腹腔鏡下前立腺全摘除術
,
経腹膜的到達法
,
ラプラタイスーチャークリップ
pp.1183-1188
発行日 2002年12月20日
Published Date 2002/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903677
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本術式の利点は骨盤腔内の深部に存在するdorsal venous comp1ex(DVC),前立腺尖部が拡大視野で見られるため、その処理が正確な切断線で行えることである。当然,それに伴い出血量,術後尿失禁は減少する。しかし,狭い骨盤腔内での腹腔鏡下の縫合という難易度の高い技術の習得に時閤を要する,手術時間が開放手術に比べ長いという欠点も指摘されている。そこで,本稿ではDVCの処理と膀胱・尿道吻合を中心に経腹膜的到達法による腹腔鏡下前立腺全摘除術のポイントを述べる。
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