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特集 腹腔鏡下前立腺全摘除術
腹腔鏡下前立腺全摘除術—われわれの方法とコツ
Laparoscopic radical prostatectomy:Our method and the knacks
戸澤 啓一
1
,
河合 憲康
1
,
永田 大介
1
,
郡 健二郎
1
Keiichi Tozawa
1
,
Noriyasu Kawai
1
,
Daisuke Nagata
1
,
Kenjiro Kohri
1
1名古屋市立大学医学部泌尿器科
キーワード:
腹腔鏡下前立腺全摘除術
,
膀胱—尿道吻合
,
ラプラタイスーチャークリップ
Keyword:
腹腔鏡下前立腺全摘除術
,
膀胱—尿道吻合
,
ラプラタイスーチャークリップ
pp.485-489
発行日 2002年6月20日
Published Date 2002/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903568
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腹腔鏡下前立腺全摘除術の利点はdorsal venous complex(DVC),前立腺尖部が拡大視野で見られるため,その処理が正確な切断線で行えることである。それに伴い出血量,術後尿失禁は減少する。しかし,狭い骨盤腔内での腹腔鏡下の操作,特に膀胱頸部の切離,膀胱—尿道吻合という難易度の高い技術の習得には時間を要する。また,手術時間が開放手術に比べ長いという欠点も指摘されている。我々の施設では,この欠点を解決すべく無結紮法によるDVCの処理,エンドステッチとラプラタイスーチャークリップ使用による吻合時間の短縮を行っており,本稿では,そのポイントとコツを述べる。
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