病院めぐり
社会保険中京病院泌尿器科
辻 克和
pp.371
発行日 2002年4月20日
Published Date 2002/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903547
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社会保険中京病院は,名古屋市南部の工業地域に位置し,すぐ北側を新幹線が走っています。東京から名古屋に着く3分前に左の車窓からすぐそばによく見えます。しかし実際に病院に到着するには,名古屋駅から地下鉄や名鉄に乗った後バスに乗り換えるしかなく,やや難があります。
当院は,昭和22年に三菱航空機製作所附属病院を旧厚生省が買収し,社会保険中京病院として開院されました。発足当時は診療科8科,病床数55床でしたが,その後の診療科の充実と増床により,現在27科,10特殊センター,683床となり,1日平均外来患者数は2,000人です。昭和59年に開設された健康管理センターでは人間ドックや院外バス検診などで年2万人が受診しており,また看護専門学校や老人健康施設も併設されています。昭和34年の伊勢湾台風のときは付近一帯が約1か月間水没し,このとき被災患者の治療と救済防疫活動に努め,以来,地域と密着した病院として家庭的な雰囲気を保っています。
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