小さな工夫
右腎腫瘍に対する腹腔鏡補助下手術
古野 剛史
1
,
榊原 尚行
1
1市立釧路総合病院泌尿器科
pp.784-785
発行日 2001年8月20日
Published Date 2001/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903336
- 有料閲覧
- 文献概要
腎上極の比較的大きい腫瘍に対し腎摘除術を行う場合,腎上極の処理が困難なことがある。先に腹腔鏡下に肝を授動し開腹時に良好な視野を得ることができたので,その術式を紹介する。
症例は62歳男性。内科CTにて右腎上極に径7.5×5.0cmの腫瘍を認め当科に紹介された。肺転移も認めたが,原発巣の摘除後インターフェロン療法を行うこととし,2000年5月29日,右腎摘除術を行った。
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.