Japanese
English
特集 消化器外科手術における新しい潮流
膵癌に対する腹腔鏡(補助)下手術
Laparoscopic pancreatic resection in pancreatic cancer
趙 明浩
1
,
山本 宏
1
,
貝沼 修
1
,
滝口 伸浩
1
,
早田 浩明
1
,
永田 松夫
1
Akihiro CHO
1
1千葉県がんセンター消化器外科
キーワード:
腹腔鏡
,
膵癌
,
腹腔鏡下膵頭十二指腸切除
Keyword:
腹腔鏡
,
膵癌
,
腹腔鏡下膵頭十二指腸切除
pp.656-660
発行日 2010年5月20日
Published Date 2010/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103055
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要旨:近年の内視鏡外科の驚異(脅威?)的な進歩・普及は,ついに肝胆膵のmajor surgeryにまで及んできた.膵体尾部切除術はもちろん,消化器外科における内視鏡下手術の究極の到達点の1つであると考えられる膵頭十二指腸切除術でさえ,1つ1つの手技を丁寧に行えば可能となってきた.しかし,通常型浸潤性膵管癌にまで適応を拡大するには,膵癌に特有な腫瘍学的な問題や技術的な問題が山積している.これらの問題が解決されたとき,膵癌のminimally invasive surgeryとして腹腔鏡下膵切除が認知されていくことが期待される.
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