増刊号特集 泌尿器科手術における合併症管理のすべて
Ⅲ.術中合併症とその対処
実質臓器損傷
荒井 陽一
1
,
吉村 耕治
1
Yoich Arai
1
1倉敷中央病院泌尿器科
pp.235-239
発行日 2001年3月30日
Published Date 2001/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903222
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1 はじめに
泌尿器科の行う手術に伴う実質臓器の損傷としては,肝臓,脾臓,膵臓,子宮,卵巣への損傷が考えられるが,何らかの処置が必要となる合併症は腹腔を経由して行う手術に多くみられ,頻度的には脾臓と肝臓への損傷が高い。本稿では,誌面の都合上,脾臓,肝臓,膵臓の三臓器における損傷に関して略説する。
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