学会印象記
第15回ヨーロッパ泌尿器科学会(EAU)
八木澤 隆
1
1東京女子医科大学泌尿器科
pp.818-819
発行日 2000年9月20日
Published Date 2000/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903071
- 有料閲覧
- 文献概要
2000年4月12日から15日にかけて,ベルギーの首都ブラッセルで開催された第15回ヨーロッパ泌尿器科学会(European Association ofUrology:EAU)に参加する機会を得ました(図1)。米国泌尿器科学会(AUA)を2週間後に控えているにもかかわらず,ブラッセルという交通の便の良い利によるのか,事務局によると約8,000名の参加が得られたのことです。実際,会場はAUAの規模とまではいきませんが,多くの参加者で溢れていました。
本学会への参加は昨年(ストックホルムで開催)に続き2回目でしたが,昨年と同様,学会の構成はAUAと類似する点が多く,午前中にはplenarysessionsが組まれ,一般演題は口演,ポスター,ビデオに分かれていました。演題の採択率は約30%とのことで,合計654演題の発表がありました。そのほか,AUAに比べて規模は小さいもののpost graduate coursesが22コース組まれていました。参加者の多くはもちろんヨーロッパ各国からですが,中近東,インド,東南アジアからの参加者も少なくないようでした。また,日本からの参加も昨年より多いようで,私たち東京女子医科大学の東間教授以下の4人をはじめ,慶應義塾大学の村井教授,浜松医科大学の藤田教授ほか医局の先生方をお見受けしました。米国から参加の泌尿器科医も少なくないようでした。
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.