学会印象記
第15回ヨーロッパ泌尿器科学会(EAU)
平野 恭弘
1
1浜松医科大学泌尿器科
pp.891-892
発行日 2000年10月20日
Published Date 2000/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903084
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第15回ヨーロッパ泌尿器科学会(EAU)は,2000年4月12日から15日までの4日間,ベルギーの首都ブリュッセルで開催されました。会場となったThe Burussels Exhibition Centreは,郊外の万国博覧会会場跡に整備されたブリュッセルエキスポ公園の横にありました。メトロと呼ばれる地下鉄やプレメトロと呼ばれる地下にもぐる市電,それにトラムと呼ばれる地上を走る市電が網の目のように発達したこの街の移動には,自動車よりもこれら鉄道網の利用が便利なんだとホテルで聞き,早速,学会初日にガイドブック片手にメトロを乗り継ぎ会場に行きました。エントランスホールには,有名な小便小僧の模型がEuropeanAssociation of Urologyのロゴの入った手術着を着せられて飾ってありました(図)。排尿障害なく勢いよく放尿する小便小僧の姿は,まさにブリュッセルでの今回のEAUミーティングのマスコットとしてぴったりだと思いました。
2日目から本格的に学会が始まりました。早朝のplenary sessionでは前日のハイライトをレビューしたあと,discussionや各種lectureがはじまります。最終日のplenary sessionで前立腺全摘除術の3つの術式,すなわち恥骨後式,経会陰式,それに腹腔鏡下手術のディベートが行われていました。
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