学会印象記
「第23回欧州泌尿器科学会(EAU)年次総会」印象記
伊藤 一人
1
1群馬大学泌尿器科
pp.438-439
発行日 2008年5月20日
Published Date 2008/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101509
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第23回欧州泌尿器科学会(EAU)の年次総会は,2008年3月26日~29日にイタリアのミラノで開催されました。今回の学会参加の前に,留学していたエラスムスメディカルセンターのシュレーダー教授のもとに新しいEuropean Randomized Study of Screening for Prostate Cancer(ERSPC)のスクリーニングセンター施設の見学,研究の相談などのためにオランダのロッテルダムに数日滞在しました。オランダは非常に寒く雪が降っていたために,ミラノのマルペンザ国際空港に着いたときには,天気が良かったこともありますが,暖かく感じました。
EAUの年次総会へは,2年前のパリで行われた第21回から参加しています。年々巨大化している印象はありますが,国際色豊かな学会であり,欧州以外からの参加者も増えていると感じました。米国泌尿器科学会(AUA)と違い,相変わらず日本の泌尿器科の先生方と学会場で会う機会は少ないのですが,アジアの中では中国からの参加が約80人と多いと聞きました。
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