増刊号特集 泌尿器科外来診療—私はこうしている
企画・編集にあたって
村井 勝
pp.6-7
発行日 2000年3月30日
Published Date 2000/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902879
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「泌尿器科学」は「外科学」の一部であり,そのsubspecialityであることは論を俟たない。したがって,その臨床は手術が中心となる。泌尿器科患者のほとんどは,まず外来を受診することから始まる。特に泌尿器科で扱う疾患の中には境界領域の疾患も多いことと,患者自身の医学的知識不足のために,内科をはじめとする他科を受診したのちに泌尿器科を受診することも少なくない。したがって,泌尿器科診療の基本は外来での診療にあるといえる。さらに最近は,アメリカで広く行われている「日帰り手術」に代表されるように,なるべく入院させずに外来で治療するということも目指されている。このような観点から,今後ますます外来診療が重要になってくるものと思われる。
本増刊号では,わが国における泌尿器科臨床の第一線で活躍されている先生方に,日頃,外来診療をどのように行っておられるかを詳細に記述していただいた。
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