特集 ここが聞きたい―泌尿器科処置・手術とトラブル対処法
企画・編集にあたって
村井 勝
pp.17
発行日 2007年4月5日
Published Date 2007/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101075
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W.オスラー博士は“Medicine is an art based on science”と唱えました。さらに彼は,医療におけるhumanityの重要性も指摘しています。その精神については多くの方々が「われわれ臨床医は十分な技量(art)を駆使し,科学(science)に基づいた医学・医療を人間性あふれる心を持って行うべきである」と説いています。
“Science”という面については,近年,質の高い医療を目指すためにevidence based medicine(EBM)が提唱されています。また,限られた医療資源を有効に用いて高いレベルの医療を実践するために各疾患のガイドラインが作成されてきました。実際の臨床では1例1例が異なり画一的でないことは論を俟ちませんが,多数例の報告,特に無作為対照比較試験など高い根拠に基づく医療はますます重要となります。
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