Japanese
English
綜説
間質性膀胱炎の診断と治療
The Diagnosis and Treatment of Interstitial Cystitis
伊藤 貴章
1
Takaaki Ito
1
1東京医科大学泌尿器科
1Department of Urology, Tokyo Medical College
キーワード:
水圧療法
,
glycosaminoglycan
,
膀胱粘膜の透過性
,
カリウムテスト
Keyword:
水圧療法
,
glycosaminoglycan
,
膀胱粘膜の透過性
,
カリウムテスト
pp.635-640
発行日 1998年8月20日
Published Date 1998/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902389
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
間質性膀胱炎の成因はさまざまで,お互いにかかわりあっており,ひとつの疾患としてではなく恥骨上部の疼痛や頻尿,切迫感などを主訴とする症候群としてとらえるべきである。その診断には水圧療法も兼ねた麻酔下の膀胱鏡検査が有用であるが,明確な診断基準はなく,症状,病歴も含めて総合的に診断する必要がある。治療としては決め手はないが,個々の症例にあった治療法を選択すればある程度の効果は得られると考えられた。
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.