病院めぐり
九州労災病院泌尿器科
伊東 健治
pp.703
発行日 1997年8月20日
Published Date 1997/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902139
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博多から新幹線で20分,ハイテクノポリス,公害防止先進都市として再浮上中の北九州市は,1901年創業,日本初の官営製鉄所の街「八幡」,徳川譜代・小笠原藩15万石の城下町「小倉」,筑豊炭田の石炭積み出し港「若松」,商業貿易港「門司」,重機械工業の街「戸畑」の5市が1963年に対等合併し成立した100万の政令指定都市です。工業地帯のイメージが強いのですが,近年,急速に環境整備が進んで緑の多い住みやすい街になり,観光にも力を入れております。
当院は,北部九州の工・鉱業における被災労働者の医療確保と早期職場復帰を目的に,1949年2月17日,小倉南区の足立山南麓の10万m2の現在地に整形外科ほか3診療科,34病床で開設されました。日本最初の労災病院の誕生です。病院めぐり以来,九州リハビリテーション大学校併設,健診センター,高圧タンク設置、1976年には産業医科大学教育関連病院に指定され,予防医学,初期治療からリハビリ終了までの一貫治療,医学教育を充実し,先進の医療技術と設備で九州地区の基幹病院としての役割を48年間果たしてきました。
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