増刊号特集 術者からみた局所解剖
Ⅲ 男性尿道・陰茎および腹壁の局所解剖
1.男性尿道・陰茎
尿道狭窄解除術
小島 宗門
1
Munekado Kojima
1
1京都府立医科大学泌尿器科
pp.138-142
発行日 1997年4月30日
Published Date 1997/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902044
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尿道は内尿道口から外尿道口にいたる管腔臓器であり,その構造は男女間で大きな違いがみられる。尿道狭窄は,炎症や外傷により尿道粘膜が損傷を受け,その結果,結合組織の増生により尿道内腔が狭くなる疾患であり,ほぼ男子にかぎった病態である。尿道狭窄の治療に際しては,尿道および陰茎の局所解剖を十分に理解することが重要である。ここでは通常よく用いられる代表的な治療方法につき,局所解剖と関連しつつその手技および注意点などにつき,具体的に説明する。
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