学会印象記
AUAの今昔シカゴ会30周年に寄せて一
友吉 唯夫
1
1滋賀医科大学
pp.716-717
発行日 1996年8月20日
Published Date 1996/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901887
- 有料閲覧
- 文献概要
久しぶりにAUAに出席した。5月4〜9日までの6日間,フロリダ州オレンジ郡オーランド市にある1983年に建てられた4万人の参加者でも収容できる巨大な会議場で行われたが,今回のAUA出席者は約1万5,000人であったから,使用しない部分を多く残していた。その会議場がなおも拡充中で1998年に完成とのことである。私の試算では,AUAが地元にもたらした経済効果は,円に換算して約20億円にのぼると思われる。
さて題に「今昔」と付けたからには,比較すべき昔のことをもち出さなければならない。それはちょうど30年まえにさかのぼる。すなわち1966年のシカゴでの第61回AUA年次会議のことになる。このAUAには日本から次の人たちが参加した。アイウエオ順に敬称ぬきで当時の所属をそえて記すと,岩動孝一郎(東大,在米),市川篤二(東大),梅津隆子(東京女子医大),大川順正(阪大),大沢 炯(慶応大,在米),金沢 稔(和歌山医大),熊本悦明(東大,在米),小柳知彦(北大,在米),瀬川昭夫(名大,在米),田崎 寛(慶應大,在米),友吉唯夫(京大,在米),広瀬欽次郎(東大)の計12名である。
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.