増刊号特集 泌尿器科病棟マニュアル—ベッドサイドの検査と処置・私はこうしている
ベッドサイド検査の実際
ウロダイナミックスの実際
加藤 久美子
1
,
村瀬 達良
1
,
近藤 厚生
2
1名古屋第一赤十字病院泌尿器科
2名古屋大学医学部泌尿器科学教室
pp.69-75
発行日 1995年3月30日
Published Date 1995/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901436
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
近年高齢化社会の本格化により,蓄尿障害(頻尿,尿失禁),排出障害(排尿困難,尿閉)に悩み受診する人の数は増加し,尿流動態検査の機器がより一般的に設備されるようになった。しかしながら尿流動態検査は通り一遍に行っては得られる情報は乏しく,面倒くさいだけと敬遠することになりかねない。尿流動態学(urodynamics)の書籍は議論が多く1),時に学問的に過ぎるので,本稿は尿流測定,膀胱内圧測定の初心者へのポイントにしぼることにする。
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.