小さな工夫
膀胱内凝血塊・フィブリン塊除去法
西山 賢龍
1
,
原田 直毅
1
1鹿児島大学医学部附属病院泌尿器科
pp.795
発行日 1994年9月20日
Published Date 1994/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901300
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膀胱出血あるいは乳糜尿症患者などにおいては時に,膀胱内凝血塊やフィブリン塊の除去に大変苦労することがある。
いままでわれわれは,22〜24Frの三孔先穴カテーテルの側孔を拡大したものを使用して洗浄排出していた。しかし,かなりの時間と労力を必要とすることも多く,また,すべて排出できたかどうかは改めて内視鏡を挿入して確認するか,あるいは洗浄時の感触で判断していた。エリック氏の吸引器も時に使用されるが,準備が少々大がかりとなり外来レベルでは即応性にかける。
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