Japanese
English
手術手技 基本的な手術・4
腎盂形成術(Anderson-Hynes法)
Pyeloplasty (Anderson-Hynes Technique)
森 義則
1
,
生駒 文彦
1
Yoshinori Mori
1
,
Fumihiko Ikoma
1
,
Raimund Stein
1
1兵庫医科大学泌尿器科
1Department of Urology, Hyogo College of Medicine
キーワード:
腎盂尿管移行部狭窄
,
水腎症
,
腎盂形成術
Keyword:
腎盂尿管移行部狭窄
,
水腎症
,
腎盂形成術
pp.655-662
発行日 1994年8月20日
Published Date 1994/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901268
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腎盂尿管移行部狭窄による先天性水腎症に対する腎盂形成術にはいろいろの方法があるが,狭窄部を切除して腎盂と尿管を再吻合するAnderson-Hynes法が最も成績がよく,広く行われている。小児では拡張した腎盂も狭窄をとれば自然に縮小してゆくものであるので,筆者らは腎盂の拡張が強い巨大水腎症でも腎盂の切除を行っていない。そのほうが吻合部の血行障害による吻合部狭窄のリスクは低いと思われる。兵庫医科大学泌尿器科における小児症例160例,175腎に対するAnderson-Hynes法の成功率は97.2%であり,本法は満足すべき方法であると思われる。
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