Japanese
English
綜説
男性不妊症治療の最近の進歩
Recent Advances in the Treatment of Male Infertility
山本 雅憲
1
,
日比 初紀
1
,
三宅 弘治
1
Masanori Yamamoto
1
,
Hatsuki Hibi
1
,
Koji Miyake
1
1名古屋大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, Nagoya University School of Medicine
キーワード:
男性不妊症
,
治療
,
生殖操作技術
Keyword:
男性不妊症
,
治療
,
生殖操作技術
pp.457-465
発行日 1994年6月20日
Published Date 1994/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901228
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男性不妊症治療の最終自標は,あくまでも妊娠である。したがってたとえ精液所見が改善しても妊娠に結び付かなければ,標準的治療法には成りがたい。その意味で現在最も有効な治療法は外科的治療法である。体外授精,顕微授精に代表される生殖操作技術を併用することにより,数年前までは,治療が困難とされていた先天性精管欠損症においても挙児を得ることが可能になっている。今後は安全で有効な薬物療法の開発に向けて基礎的臨床的な研究が展開されなければならない。
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