画像診断
巨大水尿管を伴った癒合性交叉性腎変位
中川 龍男
1
,
渡辺 健二
1
,
小川 秋實
1
1信州大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
腎奇形
,
尿管異所開口
Keyword:
腎奇形
,
尿管異所開口
pp.597-599
発行日 1993年7月20日
Published Date 1993/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900995
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
患者 19歳,女性。
主訴 腹痛および嘔吐。
初診 1992年10月30日
既往歴 鎖肛にて新生児期に人工肛門造設術。2歳時に腹会陰式肛門形成術および人工肛門閉鎖術。
現病歴 1984年8月(11歳)頃から時々左側腹部痛があった。1992年7月初旬から9月下旬にかけて計4回腹痛および嘔吐があり腸閉塞の診断で近医に入院したが,いずれも保存的治療で軽快した。入院中に撮影したCT(図1,2,3)で腹部に多発性嚢胞性腫瘤を指摘され当院外科に紹介されたが,後腹膜腔病変を疑われて1992年10月30日当科紹介入院となった。
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.