増刊号特集 泌尿器科治療薬マニュアル—私の処方箋
疾患別薬剤投与プロトコール
その他
腎不全時の抗生物質投与法
原田 忠
1
1秋田大学医学部泌尿器科
pp.228-230
発行日 1993年3月30日
Published Date 1993/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900923
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抗生物質が体内から消失する経路には,1)腎臓から排泄されるもの,2)腎以外(主に肝臓)から排泄されるもの,3)主として腎であるが腎以外の排泄もあるもの,の三つに大別される(表)。
腎臓から排泄される薬剤を腎不全患者に用いると,体内に蓄積し,副作用を生じる危険がある。また透析あるいはCAPDを行っている腎不全患者では,薬剤の透析性についても考慮しなければならない。以下個々の薬剤について解説する。
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