画像診断
膀胱に発生したパラガングリオーマの1例
栃本 真人
1
,
松本 哲夫
1
,
塩沢 寛明
1
,
古堅 進亮
1
,
成田 佳乃
1
,
三木 誠
1
1東京医科大学泌尿器科学教室
キーワード:
膀胱腫瘍
,
パラガングリオーマ
Keyword:
膀胱腫瘍
,
パラガングリオーマ
pp.983-986
発行日 1991年11月20日
Published Date 1991/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900481
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
患者 26歳女性.
主訴 膀胱腫瘤精査.
既往歴・家族歴 特記すべきことはなかった.
現病歴 1988年12月に妊娠4ヵ月目の産婦人科の内診で,偶然に腟前壁に腫瘤を触知され当科に紹介された.
現症 双手診により腟前壁右側に胡桃大,弾性硬の腫瘤を触知するも,圧痛は軽度で可動性はなかった.
膀胱鏡所見 右尿管口部に拇指頭大の隆起性病変を認めた.表面の血管の怒張は認めるが,粘膜面に明らかな腫瘍性変化はなかった.
検査所見 血液一般,血液生化学,尿一般検査等に異常は認めなかった.
Copyright © 1991, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.