画像診断
側腹部痛を主訴とした腎盂移行上皮癌の1例
川上 茂生
1
,
崎山 仁
1
,
上田 昭一
1
1熊本大学医学部泌尿器科学教室
pp.825-827
発行日 1990年9月20日
Published Date 1990/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900171
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患者 56歳男性.
主訴 左側腹部痛.
初診 1990年1月16日.
既往歴 55歳時食道癌.
家族歴 祖父,父,弟とも胃癌にて死亡.
現病歴 1989年10月,左側腹部および尾骨部に疼痛が出現し近医を受診.骨シンチにて多発性の異常集積像が認められ,尾骨生検にてTCCの組織診断であったため,当科を紹介され1990年1月入院となった.
検査所見 ヘモグラム:正常.血液生化学検査:GOT, GPT, ALP,γ-GTP軽度上昇.尿一般検査正常.尿細胞診:class Ⅰ.膀胱鏡検査で膀胱内は異常所見なし.
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